大腸がんとは、大腸(盲腸、結腸、直腸)に発生するがん腫です。
近年、大腸がんは増加傾向にあり、食生活の欧米化等が原因と考えられます。
2009年のがんによる死亡原因の順位は(※厚生労働省「人口動態統計」参考)
内視鏡検査は「痛い、辛い」というイメージで敬遠されがちです。
特に従来の大腸内視鏡検査においては大腸カメラを通して大腸内へ注入する空気が、検査後も腸管内に充満し、おなかにハリを感じたり、つらいと感じる人が多く、「痛い、辛い」いう印象を与えていました。
当院では、空気ではなく炭素ガスを送り込みながら検査を行います。体内に吸収された炭酸ガスは自然に体内外へ排出されます。
よって、大腸検査後もおなかのハリを感じることなく、楽に検査を受けていただくことができます。
多くの症例をこなした内視鏡専門医が患者様に負担の少ないように検査を行いますので、安心して検査を受けてください。
従来の大腸内視鏡検査においては、大腸カメラを通して大腸内への空気を注入しますが、検査後に腸管内に充満した空気の影響で、お腹の張った感じが残り内視鏡検査中や検査後が辛いという印象が強かったと思います。
この二酸化炭素送気装置は内視鏡検査の際に、空気の替わりに二酸化炭素を送り込みます。二酸化炭素は空気と比較すると体内への吸収は200倍以上もあるので、体内に吸収後も速やかに排出されます。だから、大腸検査の後のお腹が張った感じが少なく、楽に検査が受けられます。
また体内に吸収された二酸化炭素は肺でガス交換され体内外へ排出されますので問題ありません。
医療費3割負担の場合 | |
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大腸内視鏡検査のみ | 7,000円〜9,000円(初診料、前日検査食、薬剤などを含む) |
検査中の組織検査 | 組織検査が必要な場合、プラス5,000〜10,000円 |
大腸ポリープ切除 | ポリープ切除をされた場合、検査費用含めトータルで25,000〜30,000円になります |
※1割負担の方は上記金額の3分の1程度です。
ビジクリアの採用について
検査当日、当院でもしくは自宅で、腸管(大腸)を洗浄する下剤を飲んでいただきます。
飲んでいただく下剤は患者様の希望に応じて2種類を選べるようにしています。
飲む水分の量はどちらの下剤でも1,800〜2,000mlくらいになります。
朝8時〜9時に開始し、用意した袋の中に水を1,800ml入れていただき、
1時間かけて飲んでいただきます。
味はポカリスエットに近い味です。
『下剤の味がいやです』という患者様には有用です。
しかし多少時間がかかるため、在宅で前処置をされる方に限定しております。
朝8時から自宅で開始します。
錠剤(少し大きめの薬 16×8mm)3錠を10回(計30錠)、説明書通りに2時間〜2時間30分かけて、無理なく飲料水と飲んでいただきます。
一緒に飲まれるのはミネラルウォーター・お茶(温かいお茶でも可能)どちらでも可能です。
下剤の味が・・と言われる方には好評な前処置法です。
来院してから下剤を飲んでいただく患者様へ
当院で前処置をしていただく患者様のため、個室の部屋を用意しております。
近くにトイレも準備しており、人の目を気にせずゆっくりすることができます。
近くの方でも遠方の方でも相談いただければ幸いです。